<As you like?>ジェイルク編
「俺をジェイドの好きにしてくれ!」「は?」
「だから、今日一日ジェイドの手伝いするって言ってんの!」
「ああ、そういう意味ですか…(まったく何を言い出すのかと)」
「最近ジェイド疲れてるだろ。今日は俺が何でもやってやるから少しは休めよ、な?」
「何でも、ねぇ…?」
「お、おう…」
「それでは…」
「そうですねぇ、まずはこの書類を整理番号別に分類、のち各ファイルにまとめてください。こちらの書類はもう必要ないものですので処分を。そちらの本はもう用済みですので、棚に順番に戻してください。それから、資料室に行ってこのメモの資料をとってきていただけますか。ああ、ついでにこちらの封筒を私の部下の誰かに言付けてきてください。特に重要文書でもないので大丈夫です。あと喉がかわいたのでお茶をいれてください」
「ちょ、おま、一気にそんな!」
「何でもやってくださるんでしょう?」
「お、終わった…」
「いやー助かりましたー」
「あの後も散々仕事押し付けやがって…鬼畜…」
「何かいいましたぁ?」
「いーや!いーや!何も言ってない!!」
「ああ、そうでした。もうひとつありましたねぇ」
「ちょっもう勘弁って…」
(ぐいっ、ぎゅっ)
「ちょ、何…!」
「何でも聞いてくれるんでしょう?抱きしめさせてください」
「そ、そうだけど…」
「・・・・・ありがとうございます、ルーク」
「・・・・・!」
08/6/17